「部下育成」のために、 あなたの組織がすべきこととは?

先日、複数のマネジャーへのヒヤリングを行いました。
特殊な技術が強みのその企業では、マネジャーは、高い技術を持っています。 そんなマネジャーたちに、部下育成について聞いてみました。

するとほとんどのマネジャーが「育成=技術を教えること」と、考えていることがわかりました。部下の意欲や人間力向上への意識がなかったのです。
もちろん、技術を教えるために様々な工夫はしていますので、自然と意欲や人間力向上につながるところはあるでしょう。しかし、意識はされていないようでした。

「技術を教えること」だけでは片手落ち。

マネジャー(※)の役割については、企業によって多少異なる部分はありますが、基本は以下のように考えられます(「日本の人事部」より抜粋)。これを見ると管理職は組織の中枢となる存在であり、求められる役割は多岐にわたっていることが分かります。 ※経営層と部下の中間に位置するミドルマネジャー(中間管理職)を想定

参考:「日本の人事部」よりhttps://jinjibu.jp/article/detl/service/2096/

組織の中での役割、理解されているでしょうか?

多くの組織では、役職があります。その役職ごとに求められている役割を、果たして、どれくらいの人が理解しているのでしょうか。特に中小企業になればなるほど暗黙の了解で役割が任されれているように感じます。中小企業の経営者は、マネジャーに対して、どれくらい役職についての期待と仕事を提示して、それを理解してもらっているのでしょうか。

私は、十分ではないのではないかと感じています。
ある中小企業のマネジャーは、自分の役割について「よくわからない」と悩んでいました。

一方で、経営者は、「自分でそれを考えるのが仕事だ」とおっしゃいます。 もちろん、それも一理あります。けれども、考えて出したその答えが果たして正解なのか、間違っているのかが分からないとマネジャーは不安になります。さらに、「業務が忙しすぎてそこに費やす時間や精神的な余裕がない」などの声も聞こえてきそうです。

大切なのは「自分で考えさせる」、次に「共有させる」。

経営者は、マネジャーとその役職の期待や仕事についてしっかり対話することも必要ですが、まず、マネジャーに考えさせることが大切です。

経営者は、マネジャーとその役職の期待や仕事についてしっかり対話することも必要ですが、まず、マネジャーに考えさせることが大切です。

「日本の人事部」の管理職研修への要望アンケートによると「管理職の役割について共通認識を持ちたい」というものがありました。自分で考え、自分なりの答えを見つけたら、次に、他のマネジャーたちと共有させましょう。

これは、組織としてキモとなる部分です。経営者や人事部としては、個人任せにしないで、組織としてしっかりと取り組むことが大切だと考えます。各自に考えさせるとともに共有させることで、個人の、そして組織の力になることが沢山、生まれると思います。

それぞれの組織で役職に対する期待や役割が違ってきますので、ビジネス書や検索サイトを見ても、ヒントこそあれ答えはありませんよ。

「まず自分で考えさせて、次に共有させる」。役職の役割について是非一度、組織として、取り組んでみてください。

「1on1」は、導入すれば組織のすべてが解決できる“魔法の箱”ではありません。大きな組織ではどこも取り組んでいるからとか、時代的に必要そうだから…などと考えて導入する前に、今やれることは沢山あります。まずは、個々で課題意識を持たせ共有させるというフレームを組織で作り、課題解決に向けて取り組む土壌をつくることから始めましょう。

マイインポータントでは、経営者の方はもちろん、マネジャーなどへのインタビュー等により、御社の現状を把握してから、その組織に合わせた最適な1on1をご提案しています。どん小さな疑問でもご相談に応じます。